「怪物vs味の助?」


来週からの新キャラの活躍に期待




「天才料理少年 味の助」(宗田豪)


今回はつなぎですね、どうでもいい話なので手短に16話のレビューです。


料理勝負で一に負けた味の助だったが、その味の助の料理には大行列ができていた。
この大行列にいかにして料理を提供しているのかと言う真っ当な疑問を持ってはいけません。
きっと宗田先生にも解らないはずですから。


(馬鹿な・・!)


あまりに斜め上に突っ走った展開に驚愕する一。


(圧倒的に僕の勝利だったのに)

(何故だ?)

(食べる時になったら・・みんな徳川の料理に・・!!)



勝利が確定していた一には、味の助の料理に行列できている事が信じられないようです。
そんな一の横で先週まで愛娘の乱れっぷりに落ち込んでいた(?)神宮寺徹が語り始めます。


“あれこそまさに伝説の百舌の料理・・!!”

“え・・!?”

“味覚には甘み 辛み 苦味 酸味・・”

“そして新たに旨味があると言われている・・”


“それは全て身につけている!!”



・・・誰だって味覚は持ってますが・・・


“いや・・・・お前にはもうひと味足りないんじゃないか?”

“もう・・・・ひと味?”



“あたたか味だよ!!”





・・・いや、全然オチてないんですけど?


もしかして本気ですか、ダジャレじゃないのか?
にしても1ページ使ってまで言うことじゃないよな。
ココで気になったのは、先週まで厨房で何だかんだやってのに・・・



いつの間にか外に移動してること、出たな宗田イリュージョン・・・
本当になんでもありです、いっそまた北海道にでも逝きますか?


神宮寺は料理を食べた結果、客が選んだのが味の助の料理だった事から


“料理人としては徳川味の助の方が上ではないのか!?”


と、先週の判定を覆す発言をします。
喜ぶ味の助陣営、そしてまたしても


(馬鹿な・・・・)


と、愕然とする一。


“僕の料理は・・・・3歳の頃から築き上げてきたんだ!!”


そして始まる一の回想シーン、ずいぶん荒んだ幼少時代です。



これだけ見たら完全に格闘漫画の主人公ですからね。
しかし実際はフライパンを振る練習みたいですが・・・



手にこんなの巻いてるのはボクサー北斗の拳くらいしか見たことないです。
一体どれほど世紀末な料理修行をやってきたのか?


“あたたか味だと!? 試食で大逆転だと・・”


逆転も何も料理勝負なんだから試食で優劣つけるのが当たり前です。
プライドを打ち砕かれた一くんはその場から去ろうとします。


“きょ・・・・京極くん!”


呼び止める味の助・・・


“あたたか味・・第6の味覚か・・・・面白い・・・・”

“あ・・・・あの・・”

“次に闘う時は・・・・”

“100対0でパーフェクトにおまえを叩き潰してみせる!!”



それは何のスコアですか?
もはや自分でも何言ってるか解ってないんでしょうね。
そして、その挑戦に受けて立つ味の助。


“うん! 僕も楽しみにしてるよ!!”




そして一は調理服のままその場を去って逝きました。
こいつ家からあのカッコで来てたのかな?
次の対決まで連載が続いてると良いですね・・・無理だろうけど。


そんな一の後姿を見て決意を新たにする味の助。


(僕だって・・・・!! 負けるもんか!!)

(百舌と呼ばれた伝説の料理人 お爺ちゃんを超える料理人になるんだ!!)



そんな味の助を見つめ物思いにふける萌乃香・・・


(あのクラスのはしっこにいた味の助くんがどんどん私がついていけないぐらいのスピードで)

(成長していく!?)



そりゃ暴走の間違いだぜ、お譲ちゃん。

その暴走もここらで打ち切ればよかったのになぁ・・・
もうこうなったら逝くとこまで逝くしかないってことですか、マガジン編集部?
と言うことでまたしても新章突入です。



一との料理勝負の翌日、いつものように厨房に立つ味の助。
そんな味の助の店に一人の少年が飛び込んできます。


“味の助!! 大変なんだ!!”

“サッカー部の池田くん!?”



そしてもう1人・・・


“お兄ちゃん!! お父さんの屋台(トラック)が・・・・”

“優衣!?”





・・・今度はこの少女を汚すつもりですね、宗田先生?


“お父さんとお母さんのお店が・・・・新しくきたお店につぶされちゃう!!”


なんだコロッケのときと似たようなもんか。


“実はうちの屋台の真隣に新しい屋台ができちまって・・!!”

“その店っていうのが・・・・”










“ハンバーガー・・”“怪物(モンスター)!?”








・・・何を言ってるんでしょう、屋台の名前か、それ?


でも、池田兄妹がこんなに慌てるなんて一体何があったのでしょう?
斉藤君の時だって彼はこんなに慌ててなかったもんな。
きっと帽子のおっさんが 「ウイ〜〜〜!」つって、 池田屋台を ラリアットで破壊してるに違いない。
平和な屋台に突如襲い掛かるテキサスブロンコ・・・こりゃ誰だって慌てるわ。


まぁ、その辺はどうでも良いです。
焦点は「如何にしてハンバーガーで優衣ちゃんを汚すか?」これだけです。



次回予告っす


「標的は決まった・・・あとは手段だけだ!!」

「ハンバーグの肉汁を飛ばすか・・・それともソースを飛ばすか?」

「ハンバーガーに対抗してホットドッグ食べさせるという手も・・・」


次回「怪物vs味の助 狙われた幼女Uにご期待ください。



弟が今週号のマガジン読みながら「味の助って名前、軽くイジメよね・・・」と呟いてました。
俺もこんな名前はありえないと思います、居酒屋の名前みたいだもんな。


                                               H16・2・20