「失われた百舌の舌・後編」


2話掲載で前編は前から2作目、後編は最後尾。

後編が本来のポジションですかねぇ?




「天才料理少年 味の助」(宗田豪)




ハムで勝つ!?

崖っぷちのフルコース 後編スタート!!




・・・崖っぷちってこの漫画の存在ですか? 後編・第30話のレビューです。



味の助が店の存亡を賭け、大河原大臣に出した料理の1品目はハムサンドだった。
この先味の助はハムサンドを含めて4品の料理を出します。
ぶっちゃけめんどいので、これから出す料理を一気にまとめます。

1品目 ハムサンド イタリアの最高級塩漬けハム・プロシュートを使ったハムサンド。
どうやら高い材料を使っただけのサンドイッチ。
2品目 特製エビフライ 衣にミックスナッツとコーンフレークを砕いたものを使用。
“生”のおいしさにこだわる為、外側を素早く揚げて中はレア状態。
衣とエビ、どっちが先に火が通るのか気になる一品。
衣の工夫も実に平凡、似たようなこと百田がやってたし
3品目 特製ネギトロ巻き ネギトロ巻きと言っているが、正確には軍艦巻き。
実はマグロではなく、低温熟成させた最高級松坂牛を使っている。
今週唯一のアイデア料理、実は単なるユッケだったりする。
4品目 アイスクリームの天ぷら アイスクリームの天ぷら、 極めて普通、文字通りである。


全く持ってフレンチのフルコースっぽくない料理を羅列した味の助。
これまでの疑惑から、もはや作者がフレンチを知らないのは決定的か?

さて、今回の料理は大臣が生焼けの肉が嫌いと言っていたため、“生”のおいしさを証明するためのものだそうです。
そんな料理を食べて大河原大臣は・・・


“うまい!!”


と口にします。
湧き上がる従業員、だから仕事しろよテメーら。

そんな雰囲気の中、メデタシメデタシかなと思ってたら・・・


“いえ・・まだ終わってません”

“最後にこの百田くんのステーキを食べてください!!”


“徳川・・お前・・!!”








それは先週の残り物か!?


まさかとは思うがね、百田くんよ、それいつ焼いたんだよ。



とまぁ、そんな感じで終了です。
実に読み応えが無い、まるで出来の悪いグルメ漫画を読んでいるようだ。
おそらくその原因は・・・





百舌の舌発動せず!!



だよな、この漫画最大のオリジナル要素、まさかこのまま百舌の舌無しで終わるのか?
前回の2話掲載で大暴れした味の助と宗田先生は一体どこへ・・・





宗田先生・・・肉汁が見たいです。


何か三井っぽくなったな・・・





じゃ、次回予告

百田の誇りをかけて味の助まさかのもう1品!!



「先生、なんですか今週の味の助は! らしく無いですよ!」

「貴様(アシスタント)に何が解る、俺は料理漫画に目覚めたのだよ!」

「・・・先生・・・それはもう無理かと・・・」

次回「路線変更で人気急降下!?」にご期待下さい。

・・・もともと人気なんて無いという突っ込みはお断りです。

                                               H16・6・14