「ぞるりっ」


怪しく蠢く肉棒・・・




「天才料理少年 味の助」(宗田豪)




香ばしい打ち切りの香りがしてきました、第35話のレビューです。



事故に巻き込まれた熊田にかわり、病弱少年・正太くんのために熊田スペシャルの再現に挑む味の助。
一方正太くんは・・・


“正太・・せっかくお店の人が作ってくれたんだから・・どれか一口くらいは・・・・”

“うん・・”

“でも・・僕・・あのお肉食べたかったな・・”



と、目に見えてへこんでます。
そこへ現れる我等の味の助!


“お待たせしました!!”

“特製スペアリブです!!”



味の助が持ってきたスペアリブに喜ぶ正太。
しかし、熊田が作ったものではないと知って、再びへこみます。
そんな正太を肉の柔らかさを見せるなどして必死に説得する味の助。
正太は味の助に応え、フォークでスペアリブを一口だけ口に運びます・・・


ぱく・・


もぐもぐ






ガチャン



突如、フォークをテーブルにたたきつけた正太。
味の助スペアリブは失敗だったのか?
すると・・・


バッ


“手づかみで!?”




おもむろに肉棒をくわえ込む正太。
男子相手に肉棒とか言って (;´Д`)ハァハァ する趣味はありませんが、とにかく肉棒にかぶりつく正太。
棒状お肉なので肉棒と表現していますが、特に竿の部分をくわえる正太。



























“すごい・・・・!! とっても硬いよ!!












すいません、悪ふざけが過ぎました。
俺にソッチの趣味はありませんので、念のため。


“すごい・・・・!! とっても柔らかいよ!!”


どうやら味の助スペアリブは大成功の模様。
病弱な正太くんが次々にスペアリブをたいらげていきます。
まさにかぶりつき。









太い肉棒を思いっきりくわえ込む正太くん。
くどいようですがそういう趣味はございません、口の周りもベトベトです正太くん。
もう一度言いますが棒状の肉なので肉棒です、他意はありません。

しかしながら、この動きは肉棒というより大人のおもちゃですね。
その電動のコケシの頭を入れて、手放しで激しくスイングさせ














































今まで言ったことは全て忘れて下さい

作品の出力が低下気味なのでこちらの出力を上げてみましたが、 いろんな意味でオーバーヒートしそうなので、このネタは切り上げます。



さて、味の助のスペアリブに大満足の正太。


“これってこれって・・”

“僕の大好きなお肉の味だ・・!!”

“ありがとうお兄ちゃん!とってもおいしかったよ!!”



そんな正太の感想に湧き上がる従業員たち。

味の助に駆け寄るクリリン百田とその他・・・



味の助を称える従業員たち・・・



味の助、達成感からガッツポーズ、湧き上がる従業員・・・







お前ら仕事しろ!!



レストランとしてこの光景は不自然でしょう。
他の一般客の料理は誰が作ってるんでしょうか?
場を盛り上げるだけの料理人なんて雇う必要は無いですよ、宗田先生。



職員総出で正太をもてなした後に、厨房へ戻る味の助たち。
するとそこには入院していたはずの熊田の姿が・・・
どうやら正太のために病院を抜け出してきたようです。
熊田は味の助が作ったスペアリブの残りを口にします。


“うまいじゃねーか!”

“やりやがったなちくしょーめ!本当に俺の料理を盗みやがって!”



と、味の助のスペアリブは熊田にも認められます。


“スゲェよお前!”

“どうやったんだ!? 何を使ったんだよ!?”



味の助に群がる先輩料理人。
オイオイ、味の助はこの料理の秘密をのぞこうとして殴られたんだぜ。
熊田の言葉を借りるなら「何で楽して知ろうとするんだよ」ってヤツだ。
そうそう簡単に秘密を漏らすと・・・














“実はこれなんです!!”


教えるのかよ Σ(゚д゚lll)ガーン!


熊田さん、秘密が漏れちゃいますよ、楽して知られちゃいますよ。
さぁ、今一度あの右フックを!








“それは・・・・紅茶のティーパック!? そんなものが秘密だったのか!?”


止めもしない熊田、もう彼が何をしたいのかさっぱり分かりません。
秘密を暴露された熊田が味の助に話しかけます。


“料理に限らず技術ってもんは自分であがいて身につけないとただの知識になっちまう”

“悩んで・・・・苦しんで・・・・考えぬいて! お前は答えにたどりついた!”

“だから・・”

“熊田スペシャルは今日から俺だけの料理じゃない お前の料理にもなったんだ!”

































・・・って言うじゃなぁ〜〜い♪

















すでにみんなの料理になってますから、残念ッ!








所詮、秘密もその程度 斬り!!








もうアンタ(熊田)に存在意義はありませんから、切腹ッ!!!



波田陽区が微妙にツボにきている今日このごろです。
つーか、腹切るのはむしろ作者の(以下略

秘密にしても紅茶って・・・もしかしてそれだけ?
味の助が紅茶に気付いて再現したところを見ると、ホントにそれだけっぽいな。
大体、紅茶と肉の関係なんてネットでも調べられますからね。
グルメ漫画のネタとしては・・・あ、これってネタ漫画でしたね、失礼。

それにしてもたった2週で味の助がどれほど苦しんだと言うのでしょう?
時間経過がまったく分からないのでなんとも言えないんですが、 真っ当な漫画ならこの辺をしばらく引き伸ばしてもよさそうなモンです。
・・・もしかしてついに打ちきりですか?



さて、熊田スペシャル編のエピローグへ・・・


“出張お疲れ様でしたね・・・・総料理長”


天堂と熊田の会話、どうやら天堂は出張に行っていたらしいです。
味の助について話す2人、そして・・・


“なら使ってみるか・・・・徳川を・・・・”

“?”

“例の審査会のアシスタントに徳川を使おう”

“え!? 新人をあの審査会に!?”



最近の展開からして、「新展開=打ち切り」と言うことでしょうか・・・

ま、最近は肉汁も百舌の舌も無ければ味の助なんて「ネタ漫画以下」であるということを証明したわけで、 今更肉汁飛ばしても、もはや手遅れ・・・かもしれません。

もう審査会でも天下一武道会でも何でも来いです。
消え逝く生命なら、後はもう死に様の問題だけ。
いっそ華々しく肉汁とともに散ってください、読者(一部)はそれを望んでおります。



次回予告


夜中のトップ会談で決まった謎の審査会出場!!

味の助の明日はどうなる!?



次回「味の助の明日より、この漫画の未来が心配です」にご期待下さい。

                                               H16・7・16