「味の助フルコース《



久々に漫画を読んでて殺意を覚えました・・・




「天才料理少年 味の助《(宗田豪)




ある意味宗田先生らしい第38話のレビューです。



ストーリーも論理もかなぐり捨てた第38皿。
ツッコミ所が多すぎてどのようにレビューを展開しようか、迷ってしまいます。
とりあえずはいつものように頭から行きましょう。



天堂の策略により、総料理長達の新メニュー審査会に料理を出すことになった味の助。
そんな味の助に容赦なくプレッシャーをかける総料理長達。


“ふざけている・・・・!!”

“このクソ暑い中我ら総料理長を集めておいて・・・・”

“その大事な審査会の料理を作ったのが お前だと?”


“わかっとるのか小僧・・・・!!”

“これで変な料理を食わせた日には貴様の首程度じゃ済まされんぞ!!”



と、誰もボイコットした天堂の責任を追及するものはいません。
どう考えても責任の所在は天堂です、ついでに言えば味の助が料理を作る必要も全くありません。
そんな上自然な空気の審査会も、味の助の懇願によりどうにかスタートします。


“1品目!! 生ハムと季節のフルーツです!!”


まずは1品目を口に運ぶ総料理長達・・・


“!?” “!?”

“何じゃこの辛いハムは・・・・!!”

“フルーツの甘さを引き立てるどころか・・・・舌が痛くなる!!”

“これは失敗作だ!!”



と、批難の嵐、一体どうしたと言うのか。


“次は2品目!! 65℃のゆで卵です!”


たぷんっ! じゅるんっ!!



微妙な擬音は認めますが、肝心のゆで卵は・・・


“をあちゃっ!! 黄身が・・・・!!”

“さっきの辛いハムのせいで舌が・・・・!! 熱っ!!”



またしても否定される味の助の料理。
しかし、味の助は全く気にせずに次の料理へと進みます。


“3品目は子羊の岩塩包み焼きです!!”





ガッ






先週割っていたにもかかわらず、またしても岩塩を砕く味の助
そんな包み焼きも・・・


“何だ この味付けは!! コショウの効かせ過ぎだ!!”


と、またしても失敗。
3品続けて変なものを出された審査員達、場の雰囲気は重く沈みきっています。
それでも狂ったように料理を続ける味の助。


“次は4品目! メインディッシュ・・”

“一皿丸ごとエビ尽くし!! 僕の特製バージョンです!!”



もうすでに天堂の料理でも何でもなくなってしまった料理が登場。
天堂の技すら無視したこの料理の評価は・・・


“!? 辛っ・・・・!!”

“ゴホッ・・と・・年寄りを殺す気か!?”

“繊細さのかけらも無い辛さじゃ・・・・!!”


“しかもこの味付けは・・・・中華のエビチリじゃないか!?”



もはや天堂の料理どころか、フレンチでもなくなった味の助の料理。
これにブチ切れた総料理長が一人・・・


ガクッ




北斗の拳ですね、ついにパクリですか。
思い切って胸に7つの傷でも入れればよかったのに・・・

それはさておき、激昂する中華の虎・宋太郎。


“我非常激怒了(ふざけるな)!!”

“貴様は我が中華料理を侮辱するか・・・・!?”



はい、また出ましたエセ中国語。
正しくは・・・


「ふざけるな《⇒「别调戏《
「私は非常に怒った《⇒「我非常发火《


もうね、知りもしないなら使うなと、まだ「~アル《の方がいいわ。
上の文章だって翻訳サイトで2秒で解りますからね、使うならきちんと調べろと。
調べれば解ることを調べもしないで適当に済ますなんて、漫画家というより人間として失格です。

そんな諸々の怒りを込めて立ち上がる中華の虎。



まるでバトル漫画の雰囲気ですが、このまま味の助を半殺しにしたところで文句を言う読者はいません。
是非ともココでこのクソ漫画に成り下がった味の助に幕を引いてもらいたいものですが・・・


“す・・全てのおしかりはコースが終わったら受けます!!”

“最後までどうか食べてみて下さい!!”



と、味の助の懇願にあっさり引き下がる中華の虎、全く役に立ちません。
そして最後の料理が・・・


“最後のデザートになります!”

“どうぞお召し上がり下さい!!”



出されたデザートを口にする審査員達、その反応は・・・


“す・・・・”

“酸っぱい!!”

“アイスもブラマンジェも・・強烈なレモンの酸味が・・・・!?”



最後の料理は酸っぱくて失敗かと思ったら、今度ばかりは審査員の反応が違います。


“何じゃ・・・・一体何をした・・・小僧!!”

“汗が ・・・・ 引いていく・・・・!!”


辛い料理で汗だくだった審査員達の汗が引いています。
このコースはこれが狙いだったのか?


“そう 今までのコースは 全てこの瞬間のため!”


そう言ってえ部屋の窓を開ける味の助、吹き込む風。


“気持ちいい・・・・”

“さっきまでの暑さがウソの様に爽やかな気分じゃ・・・・”



と、一気におとなしくなる審査員達。


“冷房の効いた部屋でただ料理を食べているだけではこんな気分は味わえませんよね”


そう言ってコース料理の説明を始める味の助、しかし、客の一番の目的は清涼感じゃなくておいしさじゃないんですか?
まぁ、いつものようにつまらん説明なので省略します。
結局、この味の助の説明にだまされる総料理長達、味の助をみんなでべた褒めして終了になるわけです。
これまでと大差ありません、そして・・・


“今回の審査会・・・・一番の収穫は徳川味の助という存在を見つけたことだわ!!”


と、ショタのお姉様に目を付けられたとこで、審査会編は終了です。








さて、今回の流れを紹介したところで、文中に組み込めなかったツッコミを。


まずは、前回も割ったはずの岩塩を今回も割っている、という点。
そして、今回の料理が天堂が作った料理と全く味付けが異なる点。
これらから考えられることは、前回の料理は全て作り直していると言うこと。
もしくはハナから失敗してたかのどっちかです、ここでは一応前者の可能性についてツッコミます。

メインが全く違うことから、天堂も味の助と同じコースの展開を考えていたとは考えられません。
そして前回の前半で作っていた料理は、天堂のものと同じものと考えるのが適当でしょう。
すると今回出した料理と前回の料理は別物であり、味の助は全ての料理を作り直したと言うことになります。

しかし、そうなると気になるのは時間です。
前回、味の助が


“残り1時間!! とにかくやるしかないよ!!”


と言っていたのが 午後1時過ぎ
これで審査会は2時からということがわかります。
そして、味の助が審査会場に行く前の時間がこれ⇒
おそらく午後1時35~40分頃だと思われます。
そして味の助が審査会場で美鈴たちと話し、百舌が発動して戻ってくるまでの時間を考えると、残り時間は20分程度しかありません。

この時間で全ての料理を作り直すことが出来るものなのか?
今回の百田はただひたすら味の助の料理に驚いていたことから、百田はあまり手助けしていないはず。
子羊の岩塩包みに火を通し、ブラマンジェとアイスを固めて、エビチリを作ることが可能なのか?

所詮、エセグルメ漫画・味の助のことですから、時空も常識も歪めて調理していることは間違いないんですがね。



あと、コース終了時の審査員のセリフ。
みんなべた褒めする中で1つだけ否定的な意見が・・・


“世の中には辛いものが苦手な人もいるんじゃないかしら?”


もうね、バカばっかりです
辛いものがダメなら注文しなきゃいいだけの話、なんだその幼稚園児レベルの批判は。

それよりもっと気にすべきは、これで客が呼べるかということ。
わざわざホテルのレストランまで来て、辛さと酸味で得る清涼感に金を出す物好きがどれほどいると言うのか。
大体味の助の理屈で行くと、「唐辛子入りの熱湯《飲んだ後に「冷たく冷えたレモン汁《でも同じだと思いますが?
そもそもこのコースの注文が入ったら空調を止めて、食後に毎回窓を空ける気か?
全然「新メニュー《の審査会になってないと思うのは俺だけですか?

もうね、総料理長にオーナーまで含めて馬鹿ばっかりかと。
よくこんなんで経営できてるよな・・・



それよりある意味感心するのは、作者とマガジン編集部
よくもまぁココまでひどい作品を掲載して、読者から金を取れるもんだと
やっぱり作者がバカなら、編集部もバカ、あげく登場するキャラもバカですからね。


「この漫画の辿るべき道は見えた・・・滅ぶことだ《

「我々(作者&編集部)が読者の上に立っている限り漫画を立て直すことなどできるものか!!!《

「この作者の画力がどこまで発達しようとも…!!! いつまで漫画の連載を続けようとも《

「バカに描ける漫画はないのだから!!!!《



と、突然ですがドルトンさん並に怒りをぶちまけたい気分です。
これまでバカだのアホだのと、あからさまに批難することはなるべく控えてきたんですが、 今回のデキはそういったレベルじゃないですからね。
あらゆる雑誌で連載しているグルメ漫画の作者に、石を投げつけられても文句言えませんよこれじゃ。

肉汁も無く、常識も無く、あまつさえ論理的な展開などかけらも無い。
こんな漫画に連載価値があるのでしょうか?
まぁ、最近のような低迷が続けば打ち切りは避けられないでしょうがね。



次回予告


ホテルに吹き込む新しい風・味の助に高まる期待は無限大!!

次回「でも、読者の評価は反比例!!《にご期待下さい。

                                               H16・8・6