「狂った民衆」


ふざけるな!

ストーリーについて行けない・・・


「天才料理少年 味の助」(宗田豪)


第6話目、ツッコミどころ満載でお送りします。


前回、百舌の舌を使わずにサイコメトリーした味の助。
今回はいきなりかおりの家のキッチンで料理を作っています。
かおりの家の庭で待たされているかおりとその母親、萌乃香と青山シェフ。
ここで青山シェフが無駄に吼えてるので取り上げてみましょう。


“あんな子供に何ができるっていうんだ!?”
(自分も何もできてません)


“僕はあらゆる女性のニーズを研究して 常に女性の喜ぶパスタを作ってきたんだ!”
(さらっとスケベ根性丸出し、行き着く先がかおりの母親ですか?)


“ど素人の子供に彼女の何がわかる!!”
彼女の何が・・・って、よく恥ずかしげも無く言えるな)





                             青い新星も地に落ちたものだな・・・




さて、負け犬が遠吠えしてる間に料理は完成します。
出てきたのは、ドーム型の巨大な紙風船のようなもの。
中に何か入ってるようですが・・・


“それは開けてみてのお楽しみだよ”


ということみたいです。


“かおりちゃん! それをフォークで刺してみてよ!!”


恐る恐るフォークを突き刺すかおり・・・


ツプッ

ボンッ

“わあっ 紙の袋が破れて真っ赤なワタリガニが!!”



出てきたのはワタリガニ、相当いい香りがするようですが・・・
この香りが後に 悲劇を起こします・・・

今度はワタリガニをフォークでつつくかおり・・・




ドロ ドロ〜

・・・って、お世辞にもおいしそうには見えません。
何か腐った卵を割ったときのことを思い出してしまいました。

このカニの下にはパスタが入っていたようで・・・


“焼けたパスタにカニミソのソースがとけこんでいく!?”


ソースがパスタに絡むことはあっても、溶け込むことはないと思うんですが。
ソースがとけこんだパスタをフォークで持ち上げるかおり・・・




トロトロトロトロトロトロ・・・

どう考えても登ってくる音とは思えません。
何か下から段々石化してきてるみたいです。

このソースにはまだ秘密があり、実はカニをはじめいろんな魚の卵が入っているんです。
カニ・キャビア・エビ・イクラ・明太子
・・・これらを混ぜてもあまりおいしそうではないな・・・
明太子とイクラって・・・合うのか?

で、また青山シェフが吼えてるんですが、それを無視して味の助のパスタを食べるかおり。



どうも妄想ネタが少なくなってきたので、この一枚。
どうぞ煮るなり焼くなり好きに妄想してください。

“おいしい!! 味が・・・・味がするわ!!”














“カオリが! カオリが立った!!”








間違い、ホントは萌乃香の台詞。



“かおりが・・ かおりが食べた!!”



かおりがついに料理を口にしました。
驚く母親、喜ぶ萌乃香、


“そんなバカな・・!?”


吼える負け犬。
味の助が説明しようとしますが、それより先にかおりが話し始めます。


“パパとママが離婚してから・・”  “食卓は・・ママと二人きりになった・・”

“そして私が特待選手になったらシェフと栄養士の作った専用メニューを
                            私一人で食べるようになって・・・・”

“でもね・・(中略) 一人で食べる食事はおいしくなかったよ・・”





( ゚Д゚)ハァ!?

前々回のかおりの泳ぎから考えて、調子を崩し始めたのは約3週間前
離婚したのはいつ!? 特待選手になったのは!?
急に離婚してたとか、一人で飯食ってたとか、いきなり言われてもねぇ・・・
読者の知らない設定でいきなりスランプの理由を説明するな。


“そうか・・ 私・・みんなで賑やかに食べたかったんだ”

“それがどうして このカルトッチョで・・!?”


混乱する青山シェフ、心配するな 俺も混乱している
人数的には前々回の白いミートソースの時と変わらないんですが、何故今回は食べれたのでしょう?
その謎が今明らかに・・・













出たな、ショッカー!!
・・・深い意味はないです



香りに釣られて平山家になだれ込む民衆、そして正気とは思えない目・・・


“何なんだキミたちは!! 何考えてるんだ!! ここは人の家だぞ!!”


青山シェフ、あんたが普通の人に見えるよ。
青山シェフが真っ当な対応を見せてるのに、この野郎ときたら・・・


“香りが人を呼んだんです!”


味の助くん、普通とちょっと違う小麦粉とか使ってないよね?

不自然なくらい多くの人が集まってきてるんですが、そのうち麻薬犬とかまで来そうです。

この後、味の助が肉まんやお祭りの焼きそばの説明をしてます。
結局のところ・・・


“かおりちゃんにとって一番の調味料は食べている人の笑顔なんです!!”


と言う結論らしいです。

それでも・・・



この状況を作る理由にはなってません。
普通に宴会でも開けば良かったんじゃないですか?
わざわざ麻薬なんか使わなくてもさ。

さて、当のかおり本人ですが・・・


“こんなにさびしくない楽しい食事 ほんとに久し振り!!”







喝!!!




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まずはふざけるなと、お前はこれからいつも宴会やるつもりかと。
一人で食べる料理はおいしくないかもしれんが



味の助と萌乃香と一緒に食べても寂しかったんだな



全くとんだわがまま娘です。


よく言われることですが、食べたくても食べられない子どもがたくさんいる世の中で

一人じゃご飯食べれない〜

なんてアホ娘をメインに持ってきて、あんたは何が言いたいんですか、宗田先生。


貴様のようなヤツは水泳部の連中に囲まれて「うまい棒」でも食ってろ、それで十分だ。



この後の展開ですがもはや説明するまでも無く、大会でかおりが優勝してそれで終わりです。
なんつーか、今回は狂った民衆以外は読む価値ないです。


打ち切りマンガでも適当に描くのは良くないですよ。


次回は驚きの新展開です、逝け! 打ち切られるその日まで!!

                                               H15・12・23