第14回 「POXアンプ(スモーキー改)のご説明」

最近、POXアンプ(スモーキーアンプを一部改造)の問い合わせが多いので回路図を公開します。
早速ですが回路図を見てください。POXって名前は自分でつけたので深い意味は一切ありません。
「右クリック-名前をつけて画像を保存」で持って帰って
初めて回路を見る人の為に回路図形式ではなく”へったくそ”ですが絵を書いてみました。
これならとっかかりやすいでしょ。とりあえず部品リスト、金額は目安です。
ちなみに私は近所に部品屋がないので良く使っている通販サイト(ギャレットオーディオさん)の
リンクを後程はっておきます。(現在、業者さんに確認中 2006/2/3)
  • 9V バッテリースナップ・・・最近は大きなホームセンターでも売ってる。30円位かな?
  • アルミ電解コンデンサー 16V 220μF・・・耐電圧16Vじゃなくても良い。25Vでも50Vでも。20円位
  • アルミ電解コンデンサー 16V 10μF・・・これも何Vでもどうぞ、その代わり大きくなるから16Vでいいよ。20円位
  • IC LM386−4・・・アンプの心臓部!100円くらい
  • スピーカー インピーダンス16Ω・・・俺は100均で買った。それは32Ωだった。とにかくなんでもいいや。100円
  • インプットジャック・・・1/4インチフォンジャックでもミニプラグでもOK。モノラルでもステレオでも良い。200円
  • 可変抵抗 50kΩ・・・ギター用のボリュームと同じ。Aカーブ。100円
  • 基盤・・・ユニバーサルピッチと言う穴ピッチで材質は紙フェノールでもベークライトでもガラスエポキシでもいいです。
  • ハンダ・・・高い奴で極めてもいいし、安い奴でコストを追求するもよし。私は後者
  • 電線・・・これはそこそこ高い奴がいいかも。300円/m以上推奨
ここまででスモーキーアンプのコピーが出来上がります。
でもそのままコピーじゃ面白くないのでちょっと頭を使います。
ICのメーカーのデータシートによると1番と8番間に抵抗を入れるとGAIN調整が出来るとの事
だから2kΩの可変抵抗を挟みます。これで歪みの量が調整出来ました。ギターアンプなら必須ですね
そして電源ON用のスイッチを設けました。ちなみにインプットジャックをステレオを購入すればスイッチ不要
詳しく知りたい方はメールか掲示板にどうぞ
そして発光ダイオード(LED)をスイッチ部に挿入しています。
LEDと4.7kΩの抵抗を用意します。これで部品は全て揃いました。

作るのに説明はいらんでしょ。上の絵のように繋げるだけ
回路が出来たら適当な箱に入れて終了!回路音が出せるまで1時間もかかりません。

次にケースやスピーカーキャビネットを作ります。
※ここから先は私がやりたいようにやっただけなので皆さんはご自由にどうぞ

まず100円ショップで材料の調達をしました。
木製の小物入れ、TV用スピーカー、カラーボード(発泡スチロールのちょっと硬い奴)

木製の小物入れは蓋にガラスが入っていましたので割る時に悲惨な事にならないよう
ガムテープで飛散防止します。クダラナイとか言うな!
次にスピーカーをばらします。でもこんな時も考えてしまうんですよ。このスピーカーのケースは
工場でプラスチック成型されこんな気持ちだったんじゃないかと・・・
■(プラ):自分はどんな役になるんだろう?スピーカーの箱?やったぁ!

◎(スピ):よろしく!これからずっと一緒だね
■:うん、こちらこそよろしく。どんな音楽が流れても僕がスピーカー君を支えてやるからね!
◎:出荷が楽しみだね

ちょっと感傷に浸りましたが問答無用!買った初日にばらします
取り出したスピーカーとスピーカーの箱についてたグリルを木製の箱につけます。

そしてスピーカーキャビネットの完成

次にカラーボードをカッターで切りアンプヘッドを作ります。これは単純な箱です。
もちろんアンプ回路が入るように設計計算をし箱が出来たら作った上でアンプ回路を入れます

最後に色を塗って完成(この時カラーボードは黒を買えばよかったと後悔)


おしまい

追伸:サンプルサウンドとかあったほうがいい?